Here now
ホーム > セリフ・掛け合い > 【映画予告風】農家のムコ殿

【映画予告風】農家のムコ殿

2014-09-21

真理子(つかさの叔母)「ホントにウチを継ぎたいなら、サラリーマンの旦那連れてきなさい」

春喜(ハルキ)「お弁当手作り?」
つかさ「え…。あ、はい」
春喜「お米も?」
つかさ「……」
春喜「ごめんごめん、冗談」
つかさ「えっと…私じゃないですけど、祖母が」
春喜「は?」
つかさ「その…実家が農家なんです」

中途採用したその女性は、
田舎の小さな農家の長女でした。

春喜「いいな!俺、農家、超やりたい!何、継がないの?」
つかさ「家を継ぎたいなら、サラリーマンの旦那さんを手に入れなさいって」
春喜「農家ってそんなに儲からないの?」
つかさ「た、食べる物には困りませんよ!!」

農家に憧れる青年と、

春喜「じゃあさ、俺を畔蒜(アビル)さんの旦那さんにしてよ」

農家を継ぎたいが、訳ありの女性。

つかさ「そんな理由でっ!」

春喜「農家なんて上手くやれば金になるだろう。
田舎の人はやり方を知らないんだよ」

つかさ「米の苗は組合から、野菜の種、肥料、土は農協から買ってるんです。
もし、お金を稼ごうとすれば、農協や組合から外されます。
そうすると発芽から苗付け、日々の世話や営業、仕入や納品、自分たちだけで全部やらなきゃいけないんです」

真理子「農家をやったことのない人間が考えそうなことだね」

つかさの祖母「おめぇ、オラほの家さ村八分にするつもりか」

春喜の同僚「お前も良くやるよ。
平日はミニ単身赴任で会社来て、休日は千葉の田舎で農家なんて」

農協のおじさん「あいつぁ、ダメだな。農家を舐めて、思いあがってっから」

春喜「道の駅に下ろしたいんだ」
つかさ「野菜、ですか」
春喜「そう」
つかさ「それはいいんですけど、道の駅ってそんなに沢山下ろさせてくれるかな……」
春喜「え。……そういうものなの?」

反発をしながらも、農家としての生き方をさぐる二人。

つかさの祖母「つかさ。おめぇ。あじょして春喜と一緒さなった」
つかさ「え……」
つかさの祖母「真理子が云った言葉、気にしてっぺ?」
つかさ「……」
つかさの祖母「責任感で農家継ぐために、春喜とさ結婚したなら、
別れた方がいい。春喜にも失礼だ」
つかさ「……真理子おばちゃんの云ってることは、正しいよ。
農家一本だけで食ってけないもん。
私が農家を継ぎたいのは、別に、責任感とか、そんなんじゃなくて」

ほんの少しの勘違いから、

春喜「つかささんは、なんで俺と結婚したの?」
つかさ「え」
春喜「家を継ぎたいから?」
つかさ「……太田さんだって、農家やりたいから、私と結婚したんですよね」
春喜「あのね……。そんな理由だけで、結婚なんて大それたコトできる訳ないでしょ」
つかさ「……え?」
春喜「それに、つかささんも、今は太田さんでしょ?」
つかさ「すみません、つい、…癖で…」

二人の気持ちは、すれ違う。

つかさ「私の身体は、半分以上が、おばあちゃんの野菜とお米で出来てるの。
私にとっては、おばあちゃんの野菜とお米が世界一なんだよ」

春喜「彼女は、おばあさんの味を残したいだけなんです。
お願いします。俺にも教えて下さい」

映画 農家の婿殿 2月公開

真理子「覚えてる?あんた、ちっちゃい頃、この梅の木の前で何時間も泣き続けたのよ」
つかさ「もう、その話、しないでよ」
春喜「なんですか、それ!詳しく!」
つかさ「食いつかないで下さい!!」

サムネイル 写真素材 足成 様 http://www.ashinari.com/

 

0

コメントを残す

Top