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【映画予告風】願いをかなえるために、たえ忍ぶのではなく、星空さえも手に入れて

2015-07-12

 

かなえ「すみません、すみません」
高橋「水沢先生、謝らなくていいですから。印刷所には待ってもらいますので大丈夫ですよ」
かなえ「すみません」

私の人生はこんなんばっか。
そうだ。こんな日は、一層死んでしまおう。

多恵「はーい。そこまで」
かなえ「だ、誰!?」
多恵「まあまあ、細かいことはお気になさらず」
かなえ「細かくないよ!不法侵入だよ!!」
多恵「貴方ね、かるーく自殺なんてするものじゃないわよ」
かなえ「ほ、ほっといてください!貴方に私の気持ちなんてわかりません」
多恵「はいはい、そーですね」
かなえ「な、なんなんですか!!警察呼びますよ!」
多恵「どーぞー。私、普通のヒトには見えないもの」

少女は不敵に笑って、そう言った。

紗江「かなえ、貴方さっきから何を一人でさわ…」
かなえ「おばあちゃ…」
紗江「多恵ねえ…さん…?」
かなえ「って、みえてるじゃない!!」
多恵「あるぇえ…」

これは、ちょっとおかしな死生観の物語。

多恵「いーい?親より早く死ぬって罪重いんだからね!賽の河原で延々と石積みしたい訳!?」

紗江「出ていけ、悪霊…」

かなえ「高橋さんが担当した作家は、必ず死ぬって…」

高橋「僕が担当した先生は、なぜか死ぬんです」

紗江「かなえをどうするつもり?」

多恵「まだ私のこと許してくれないのね」

高橋「だからお願いです。先生は必ず生きて下さいね」

かなえ「高橋さんが…?」

紗江「出てって!!」

高橋「水沢かなえは才能があります!」

かなえ「ねえ。多恵さんは、病気で亡くなったの?」
多恵「まさか!私はね、自殺だったの」

紗江「ある日突然いなくなったかと思えば急に死体になって出て来て…。私達かどんな思いで生きてきたのかも知らないで…」

これは、どこにでもいそうで、たった一人の「かけがえのない貴方」に贈るファンタジー。
「願いをかなえるために、たえ忍ぶのではなく、星空さえも手に入れて」

近日ロードショー。

多恵「そんなに賽の河原で石積みしたいの?」
かなえ「そういうわけじゃ」
多恵「最近、自殺の低年齢化やら虐待死で死んだ子供が溢れて大混みなのよね」
かなえ「ああ…」
多恵「いい感じの石とか、奪い合いだから!」
かなえ「そんな賽の河原いやだ!」

サムネイル 写真素材 足成 様 http://www.ashinari.com/

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