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【掛け合い】ラブ×ピエロ

2015-08-12

 

ラブ×ピエロ(らぶあんどぴえろ)

登場人物
彼方(かなた) 男 ハイティーン
日向(ひなた) 男 成人済み
つかさ 女 ハイティーン

占い師 女

シーン1 朝 彼方と日向の住むアパート

SE 鳥の鳴き声
彼方「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
SE 扉を勢いよく開く音
日向「彼方、ご近所さんの迷惑になる…よ……」
彼方「あ、兄貴…どうしよう……」
日向「えっと……」
彼方「俺、女になっちゃった……」
日向「……」
彼方「……」
日向「あー、昨日一緒に飲んだんだっけ?あ、よく眠れた?だ、大丈夫、俺は違う部屋で寝てたからさ、安心してよ」
彼方「おいいいいいいいいい!!!何、酔った勢いで女の子持って帰って来ちゃったけど、朝、酔いが醒めたら全く覚えてません的な反応してんだよ!つうか、顔はいい癖に根っからのオタコミュ症なお前のどこにそんなスペックがあるんだよ、兄貴!」
日向「悪いけど、俺、妹萌えの属性ないから。『お兄ちゃん』って可愛く呼んで貰っても微塵も揺るがないから。女兄弟は凶悪な姉貴で間に合ってるから」
彼方「……お兄ちゃん」
日向「ぐはぁ!」
彼方「揺らいでんじゃん!!どストライクじゃん!!!」
日向「で、ごめんなさい、どちら様でしたっけ」
彼方「俺だよ、俺!あんたの弟の彼方だよ!!」
日向「いやいやいやいや、俺の弟がこんなに可愛いわけがない!!!」
彼方「ああ、もう!」

SE Tシャツを脱ぐ

日向「わー!たんま!!!ちょ、女の子がそんなはしたないことしちゃいけません!!」
彼方「バカかお前、よくみろよ!ちゃんとタンクトップ着てんだろ!!」
日向「だめだ、しっかりしろ、俺…!俺には嫁がいっぱいいるんだ、三次元に負けるものか」
彼方「本当に気色悪いぞ、大丈夫か、お前」
日向「ああ、女の子の罵倒、飯うま!」
彼方「めんどくせぇな!ほら、見ろ、ここ!!!」

彼方、日向に胸元を見せる。

日向「ああああ、胸は!!胸だけは!!!
かかかかか勘弁してくだ……あれ、この傷…」
彼方「そう。昔ばあちゃん家の蜜柑の木に登って、俺落ちただろ?そんときの傷」
日向「彼方?」
彼方「だから!さっきからそう言ってんだろ」
日向「お前、女の子になっても『雰囲気』なのは、かわんないんだなぁ」
彼方「っるせえよ!人が一番気にしてるこというんじゃねぇよ!」
日向「男の時は『雰囲気イケメン』、女の子の場合は、なんて云うんだろ」
彼方「自分が顔良いからって、調子にのんじゃねぇ、ブッ転がすぞバカ兄貴…」
日向「案ずるな。俺は二次元と2.5次元の女の子にしか興味ない」
彼方「ちくしょう!!なんでよりによってこんなヤツが、母さんの腹ん中の優性遺伝子を根こそぎ持っていったんだよ!!天のパラメーターおかしいだろ!!!」
日向「そこは、『持って行かれたあああああああ!!!返せよ、俺のたった一つの優性遺伝子なんだ…っ!』だろ」
彼方「しらねぇよ!つかなんだよ、たった一つの優性遺伝子って」
日向「にしても、その胸も本物なんだな」
彼方「残念なことにな」
日向「……触らせて下さい」
彼方「きもっ!!!待て待て待て待て、正座すんな、両手を構えるな、敬語になるな!!」
日向「大丈夫。弟の胸を揉む兄弟なんて、どこにでもいるだろう」
彼方「いねぇよ!つうか、三次元には興味ないんだろ!」
日向「大丈夫!メイド服着せるから!そしたらあっと言う間に2.5次元の出来上がりだらか」
彼方「なんでこいつさっさと逮捕されねぇんだよ!!!」
日向「お前だって、着る服ないのは辛いだろう?ほら、着ちゃえよ、メイド服」
彼方「出すな出すな!!なんなの、こいつホントきもいんだけど!!」
日向「よいではないか、よいではないか」
彼方「ぎえええええええええええええええええええええええ!!!!!!」

シーン2 彼方と日向のアパート リビング 彼方がメイド服を着たあと。
珈琲を入れる音。

日向「うん。悪くない。メイド服、やっぱいいなぁ。なあ、彼方、一言で良いから『ご主人様』って言ってくれないか」
彼方「さっさとみまかってくださいませ、ご主人様」
日向「古語か、悪くない」
彼方「ねぇ、バカなの!お前、ホントバカなの!?」
日向「それにしても、なんでこんな面白い、違った。面白い、違う。美味しい、間違えた。奇妙なことになったんだろうな」
彼方「おい、クソ兄貴。欲望が駄々漏れだ」
日向「何か心当たりはないのか」
彼方「心あたり、ねぇ…そういや昨夜、街中で変な占い師に絡まれたっけ」

シーン3 夜 街中
SE 鈴の音

占い師「そこのお兄さん」
彼方「…」
占い師「そこの、ガチでイケメンの兄がいるのに、自分は雰囲気イケメンにしかなれなかったお兄さん」
彼方「やかましいわ!」
占い師「あなた、女の子を泣かせましたね」
彼方「ぎくっ」
占い師「雰囲気イケメンの癖に」
彼方「そこ、こだわるんだ!」
占い師「お姉さんがいることで、微妙に女心がわかる上、お兄さんを反面教師にし、コミュニケーション能力を高めた貴方はそこそこモテて有頂天になっている」
彼方「冤罪だ!」
占い師「そんなんだから、女の子を泣かせることになるのです!」
彼方「いや、あれは!」
占い師「問答無用!自称女心のわかる男は、本格的に女の子になって、出直しちゃいなさい!」

SE 鈴の音
音と同時に、激しい光。

彼方「き、消えた…!」
占い師「今から貴方に時間を差し上げます。24時間以内に真実の愛に辿りつきなさい。さもなくば、とっても大変なことになるでしょう」
彼方「どこだ、どこにいる!!」

文字制限に阻まれたため、完全版はpixivにて公開中
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5667983

 

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