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夜、時々、涙が溢れて止まらなくなったのは、いつからだろう。

2016-05-15

 

夜、時々、涙が溢れて止まらなくなったのは、いつからだろう。
周りの友人は恋人がいたり、家族がいたりと、人に誘われて休みの日に出歩くことが、減ったころからだと思う。
ああ、今週末も誰とも話さなかった。
そんなことを思うのがいけないのが、涙なんてものがボロボロと零れるのだ。
発作みたいなものだから、放っておく。
多分。
一人で生きると決めたくせに、寂しくてたまらないんだと思う。
自分で決めたくせに、忘れられてしまった自分が、かなしくて仕方ないんだと思う。
なんて、情けない。
若い頃に、一人で生きるだなんて、きっとあとで後悔すると、丁寧に忠告してくれた人がいた。
自身は若い頃に結婚して子宝にも恵まれているくせに、随分と勝手な言い様だ。
なんて説得力のない。
悔しいな。
後悔はこれっぽっちもしてないけれど、寂しくて仕方ないことは、事実、たまにあるのだから。
きっと、あと二十年もすれば、あのおばさん、いつまでも一人でふらふらしてと、後ろ指を刺されるだろう。
きっと、年老いたら、あの婆さん、一人でまだ生きてると、後ろ指を刺されるだろう。
きっと、親兄弟が死んでしまえば、私を覚えてる人なんて誰もいなくなるだろう。
そんな、録でもないことに気づいてしまったから、どうしようもなく涙が出るのだ。
涙を流すことで、心が、痛みの軽減を図るために。
きっと、朝になったら、平日になったなら、日々に忙殺して貰える。
こんな、考えたってしょうもないことで悩む暇なんてないくらいに。
ああ、寂しさで死んでしまうくらいなら、今すぐ死ねたらよかったのに。

サムネイル 写真素材 足成 様  http://www.ashinari.com/

2016年5月16日20時57分 修正

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